扶養を外す時給ライン「1500円以上」が過半数

では、時給換算でいくら以上になれば「扶養を外して働こう」と思えるのでしょうか。

出典:しゅふJOB総合研究所調べ

最も多かったのが「1500円以上」で24.6%でした。次に多いのが「2000円以上」で12.7%です。

半数以上の方が時給換算で1500~2000円以上と答えていますね。

厚生労働省の「地域別最低賃金の全国一覧」によると、東京都の最低賃金時間額は1041円。最低賃金の地域差は大きいですが、これより500円ほど高ければ扶養を外して働こうと考えられるようです。

いくらくらいの仕事であれば扶養枠を外すかを尋ねた際、「1000円以上」の範囲で回答した人の理由を見てみましょう。

  • 短時間で稼げないと家事や育児の時間が取れないので時給は高いほど良い(40代:パート/アルバイト:2000円)
  • 枠を外すと家事や子供と関わる時間が大幅に減少することが考えられるが、それでもこれだけの時給で働かせてもらえば、自分は頑張っていると思うことがきっと出来ると思うから(40代:契約社員:1800円)
  • 1500円以下の時給で扶養枠を外すにはかなりの労働時間が必要だから(50代:パート/アルバイト:1500円)

家事・育児との両立で長時間働けないため、時給が高ければ検討できると考える方が多いようですね。

また、扶養を外れれば子どもや家庭のことにかける時間が減ります。両立の大変さから、時には何もかも中途半端になり落ち込むこともあるでしょう。それでも「自分は頑張っている」と思える一つとして収入が関係しているようです。