ポインセチアがクリスマスに飾られる理由

ポインセチアがクリスマスに飾られる理由は3つあります。

1つめはポインセチアの色がクリスマスカラーの赤、緑、白と一致すること。ポインセチアの苞と葉は赤と緑、樹液が白。クリスマスのイメージにぴったり当てはまります。

2つめは、ポインセチアの花言葉が「聖夜」であること。まさにクリスマスそのものを表した言葉です。

3つめは、ポインセチアの形が「ベツレヘムの星」を連想させることも挙げられます。ベツレヘムの星は東方三賢者にイエス・キリストの誕生を知らせ、三賢者をイエスの元へ導いたとされています。

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クリスマスのシンボルカラー、花言葉、星に似た形、いずれをとってもポインセチアにはクリスマスのイメージと重なる部分が多いようです。

クリスマスの花として飾られるようになったのは自然な流れかもしれませんね。

ポインセチアの名前の由来と和名

ポインセチアという名前は、アメリカ人の初代メキシコ行使ジョエル・ロバーツ・ポインセットにちなんで名付けられました。

ポインセットが「冬に咲く赤い花」を珍しがり、母国に持ち帰ったことがきっかけで広く世界中で知られるようになりました。

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ポインセチアが日本で知られるようになったのは明治時代。

ポインセチアの赤色が大酒飲みで顔が赤い伝説の動物「猩々(しょうじょう)」に似ていたことから、猩々木(ショウジョウボク)という和名で呼ばれていました。

この和名、現在はあまり使われていないのはご存知のとおりです。

まとめにかえて

クリスマスまでもうすぐ。ポインセチアが楽しめるのもあと少し…かもしれませんが、ポインセチアは樹木なので来シーズンも楽しむことができます。

赤く色づかせるには多少お世話が必要ですが、来年も咲く楽しみを味わうことができますよ。

品種改良が進み、いろいろな花色や斑が入ったポインセチアも出回っているので、お気に入りのものをぜひ探して育ててみて下さい。

LIMO編集部