金額より方法を工夫する手段も
年収400万円台世帯のお財布事情を確認してきましたが、お子さんが成長すると食費や通信費、教育費などはふくらみます。手取り20%の貯蓄は厳しくなるご家庭も多いでしょう。
そういった場合には、量より質、つまり金額だけでなく貯蓄方法の工夫も考えましょう。たとえば運用益が非課税になるつみたてNISA制度を利用して、毎月コツコツと積み立てて貯蓄をふくらませる方法もあります。
運用にリスクはありますが、平均給与が上がらず食料品などの値上げが続くという状況下では、貯蓄を増やすためにとりいれたい一つの手段です。今のような状況だからこそ、できることを考えてみましょう。
参考資料
- 国税庁 「令和2年分 民間給与実態統計調査」
- 総務省統計局「家計調査(貯蓄・負債編)詳細結果表(2020年(令和2年)第8-2表)」
- 総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2020年(令和2年)」詳細結果表第3-2表
宮野 茉莉子