50代・単身世帯の差はおよそ900万円

次に同調査より50代単身世帯の貯蓄事情を見てみましょう。

50歳代・単身世帯の貯蓄(金融資産を保有していない世帯を含む)

平均:924万円 中央値:30万円

  • 金融資産非保有:41.0%
  • 200万円未満:15.2%
  • 200~400万円未満:6.8%
  • 400~700万円未満:8.1%
  • 700~1000万円未満:5.6%
  • 1000~1500万円未満:5.3%
  • 1500~2000万円未満:3.0%
  • 2000~3000万円未満:4.3%
  • 3000万円以上:7.6%
  • 無回答:3.0%

50代単身世帯になると、平均と中央値の差はおよそ900万円です。40代に比べて約300万円も上がりました。

貯蓄0~200万円未満は40代とともに約56%ですが、50代のほうが貯蓄ゼロ世帯が増えています。一方で、貯蓄1500万円以上は約15%に増えています。

ちなみに、60代の単身世帯の貯蓄は「平均:1305万円・中央値:300万円」へ増加しています。中央値が50代と比べて大幅に増加しているのは、退職金の影響もあるでしょう。またお子さんがいるご家庭では、教育費の負担がなくなった影響も考えられます。

しかし60代でも、平均と中央値の差は約1000万円と格差は広がっています。