ポインセチアを赤く色づかせる方法

ポインセチアを枯らさずうまく冬越しできれば、夏越しは比較的簡単です。日当たりのよい屋外で育てれば、また新芽が伸びてきます。

ただ、大切なのは葉を赤く色づかせること。そのためには短日処理が必要です。

9月以降は1日のうち12時間以上は暗い状態で管理します。この環境を1~2カ月続けます。

短日処理のやり方

①17時~翌朝7時くらいまで段ボールをかぶせて完全に光を遮断する。

②翌朝7時~17時までは光をたっぷり当てる。

この作業を1~2カ月間繰り返すと、花芽が形成され苞が赤く色づく。

短日処理はポインセチアが真っ赤に色づくまで、できるだけ毎日続けます。

数日間抜けてしまうとうまく色づかない場合もありますから、根気よく続けることが大事です。

ポインセチア、その他の注意点

葉が混み合ってきたり伸び過ぎたりしたときは、剪定のお手入れをしましょう。

剪定でコンパクトに仕立てることも可能(BearFotos/Shutterstock.com)

3月~5月が剪定の適期。色づいた部分を切り戻し、新芽の形成を促しましょう。

ユーフォルビア属の植物は剪定すると、葉や枝の切り口から白い液が出ます。

この樹液に触れると、かぶれてしまう場合があるので剪定作業をするときは手袋をすることをおすすめします。

樹液に触れてしまったら、すぐに流水で洗い流しましょう。

まとめにかえて

クリスマスシーズンが近づくと、ポインセチアの鉢植えがたくさん店頭に並びます。

クリスマスだけの観賞用ではなく、育て方のコツをつかむことで、葉の色が緑から赤へと変化する様子も楽しめます。

来年からは毎年自分で育てたポインセチアを飾って、楽しいクリスマスを過ごすのもステキですね。ツリーの緑にポインセチアの赤が映えて、さらに華やかなクリスマスになりそうです。

LIMO編集部