人生100年時代を見据えたマネープランを
「年収600万円」という響きには、比較的ゆとりを感じさせるイメージもあります。しかし、その純貯蓄額をみると、余裕がある世帯は決して多数派ではないことも推測できます。
「純貯蓄額」を押し下げる要因として挙げられるのが、教育費・住宅ローン。それらの支払いが落ち着いた後には、老後の準備が待っています。
コロナ禍のような想定外のアクシデントに備える姿勢も求められますね。「人生100年時代」を駆け抜けるための工夫を考えていきたいものです。
そこで、視野に入れていただきたいのが「資産運用」です。はたらく世代の老後資金作りに相性がよいといえるでしょう。リタイヤの時期をゴールに据えて、20年~30年間の長期戦で老後資金を育てていけたら理想的ですね。
「つみたてNISA」や「iDeCo(イデコ:確定拠出年金)」などの活用を検討されてもよいでしょう。
いずれの制度も、投資信託を中心とする金融商品を、自分で選び・自己責任で運用していくしくみです。メリット・デメリットを理解したうえで、有効に活用していきたいですね。
金融商品や運用スタイルの種類は数多くあります。チョイスに迷った場合は、まず情報収集からスタートしてみましょう。年末年始の「やることリスト」には、マネーの勉強に取り組む時間も、ぜひ加えてみてくださいね。