年収600万円家庭の「貯蓄と負債」コロナ禍の台所事情を検証する

年収600万円台世帯「負債」の平均はいくら？

貯蓄とともに把握しておきたい「負債」にも目を向けます。同調査から、年収600万円台世帯の負債額を確認します。

平均負債額･･･847万円
うち「住宅・土地のための負債」･･･782万円

平均負債額･･･773万円
うち「住宅・土地のための負債」･･･737万円

年収600万円台の負債のほとんどが「住宅・土地のための負債」、つまり住宅ローンであることが分かります。

では、貯蓄額から負債額を差し引いた「純貯蓄額＝ほんとうの貯蓄額」をみていきましょう。

1137万円－847万円＝290万円

1198万円－773万円＝425万円

貯蓄額から負債額を差し引いた純貯蓄額は、「年収600万～650万円世帯」の場合で290万円、「年収650万～700万円世帯」の場合は425万円です。

同調査結果によると、貯蓄額は世帯の年収におおむね連動して増えています。とはいえ、年収600万円台世帯の純貯蓄額は200万～400万円台で、年収１年分にもほど遠い結果となりました。