兼業投資家としてデイトレードでお金を増やす

大学時代に投資にハマったという30代のCさん。「大学時代はFXをギャンブル感覚で楽しんでいた。実家から大学へ通っていたので、アルバイトをしてはFXにつぎ込む日々。パチンコや競馬でもよかったけれど、すぐに儲かったり損が出たりするFXが性に合っていた」のだそう。

「でも、社会人になって『もっとまじめに利益を追求して資産をふやしていこう』と思うようになり、毎月給料の半分は投資に充てようと株を始めた」と投資に真剣に取り組むようになったきっかけを語ります。

「日中はなかなかトレードができないので、自然と米国株が選択肢に入ってきた。最初の2年くらいは夜の時間を使ってトレードする米国株にハマったけれど、信用取引ができないので日本株式へ。そこからはデイトレードを始めて、仕事の合間にちょこちょこパソコンで取引していた」と話すCさん。

Cさんは資産を積み上げてFIREした後、高配当銘柄への長期投資に切り替えて今は友人と会社を設立。代表を友人に譲り、気の向いたときに手伝うくらいのサイドFIREとして過ごしているのだそうです。

おわりに

資産形成には、それぞれの目標に合ったスタイルがあると思いますが、今回話を聞いたケースも含め、FIREする人の多くはかなりシビアに投資に取り組んでいます。

また、FIRE後も仕事をしているパターンもあります。仕事を完全にやめてしまうのではなく、自分の好きなペースで仕事ができる環境を作ることを最終目的にするのも一つの選択肢ですね。

大塚 ちえ