勤続年数40年以上の場合は?

それでは、行政職俸給表(一)適用者で勤続年数が40年以上の場合も見ていきましょう

平均支給額…2166万7000円

  • 定年退職…2154万円
  • 応募認定…2300万6000円
  • 自己都合…1988万1000円
  • その他…2239万6000円

自己都合で退職しない限り、行政職俸給表(一)適用者は退職金を2000万円以上受け取ることができそうです。

2019年に金融庁のレポートから端を発した「老後2000万円問題」が話題になりましたが、国家公務員は「2000万円」を退職金で得られる可能性が高いことがわかります。

国家公務員は恵まれている?

ここまで、国家公務員の気になるお金事情について解説してきました。

前年より減少しているものの、冬のボーナスが2か月分支給されることがわかりました。また、退職金も平均2000万円程度で、奇しくも老後資金で話題になった金額と同程度もらえるようです。

民間では退職金制度がそもそもない企業もあることを考えると、公務員は恵まれている部分があると言えそうです

これを機に、老後の資金について考えてみるのもいいかもしれませんね。

参考資料

齊藤 慧