2000人余りの働く人たちに3カ月前と比べた景気の実感を聞く内閣府の「景気ウォッチャー調査」でによると、2021年11月の景気指数は前の月を0.8ポイント上回る56.3となりました。これは2013年11月以来、8年ぶりの高い水準となります。
国内の新型コロナウイルスの感染者数が落ち着き、今のうちにと外食や外出を楽しまれる方も多いでしょう。一方で冬になり、オミクロン株の詳細もまだ見えない中、コロナへの懸念は拭えません。年末年始の帰省や旅行も悩みどころですね。
私たちの価値観を変えた新型コロナウイルスが蔓延し、2回目の年末年始を迎えます。コロナ禍となり2年目の今、コロナ前と比べて「なんて贅沢だったんだろう」と振り返る3つのことをご紹介します。
当たり前のように働ける
コロナ禍において大きく変化したのが「働き方」です。これまでの仕事や働き方に対する価値観が大きく変化した方も多いでしょう。
業種や企業によっては仕事がなくなった人、シフトが減った人、不安でも外に出て働かなければならない人など状況はさまざま。特に非正規雇用で働く方が多い、子どもを育てる女性や大学生には大きな影響が出ました。
総務省統計局が2021年1月29日に公表した「労働力調査(基本集計)2020年(令和2年)平均結果の要約 」によると、2020年の非正規の職員・従業員は男性で約26万人の減少、女性はおよそ2倍の約50万人の減少です。
そろそろ働こうと考えていた育児中の女性も、コロナが落ち着くまではと働くのを控えている人もいるでしょう。進路選択が変わってしまった学生もいるでしょう。仕事は金銭面だけでなく人生を変えることもあります。まだ「この先どうなるのか不安」という人は多いのが現状です。