秋に続き、冬に入っても大手電力会社や食料品などの値上げが止まりません。2021年12月1日にはキューピーが2022年3月1日出荷分から業務用マヨネーズ、ドレッシング、ソース類、サラダ類等の値上げを公表しました。今年7月の業務用マヨネーズ等に次ぐ値上げです。
平均給与が上がらない中の値上げに、お財布事情が厳しい方も多いでしょう。特に未婚の方や離婚、死別などでおひとりさまとなったシングルの方は現在の貯蓄や老後に悩まれていませんか。
国立社会保障・人口問題研究所の「人口統計資料集 2021年版」によると、2015年当時の50歳時でおひとりさまの男性は約30%、女性は約26%。今回は特に40~50代のおひとりさまの貯蓄や老後の年金などお財布事情についてみていきます。
おひとりさまも環境はそれぞれ
一口におひとりさまといっても、独身でずっと仕事をしてきた方、就職氷河期世代で非正規雇用の方、離婚後にパートではたらくシングルマザーなどそれぞれ環境は異なります。先ほどの調査より、50歳時のおひとりさまの環境を確認しましょう。
50歳時のおひとりさまの割合(2015年)
男性
- 未婚:23.37%
- 離別:6.26%
- 死別:0.57%
女性
- 未婚:14.06%
- 離別:10.18%
- 死別:1.88%
男女ともに未婚の方が最も多く、ついで離別の方ですね。では、40~50代の単身世帯は平均でどれくらいの貯蓄を保有しているのでしょうか。