電気料金や食品などの値上げが相次ぐこんにち。2021年12月7日には東洋水産が2022年4月より、焼きそばなどの生麺や具材、冷凍食品の合計約250品を値上げすると公表しました。

その一方で、日本の平均給与はなかなか上がりません。国税庁が2021年9月29日に公表した「令和2年分(2020年)分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者数5245万人の平均給与は433万円。2010年の412万円から、ここ10年間の平均給与は400万円台前半を推移しています。 

収入は増えない中での値上げラッシュは、家計へ大きく響くもの。それでもちょっとした習慣を変えることで、お金が貯まるようになったという女性もいます。今回は3人の女性が今年変えてみてお金が貯まるようになった習慣をご紹介します。

はたらく世代、みんないくら貯金してる?

一般的に自分の年代でどれくらい貯金をしているかは気になるものですよね。まずは金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)」より、年代別に二人以上世帯の貯蓄額をみてみましょう。

【年代別・金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)】平均・中央値

  • 20歳代:292万円・135万円
  • 30歳代:591万円・400万円
  • 40歳代:1012万円・520万円
  • 50歳代:1684万円・800万円

平均は一部の大きな数字に引っ張られやすい傾向にあるので、参考になるのはより実態に近い中央値です。

20代の中央値は135万円。30代になると400万円に上がりますが、40代は520万円とそこまで差がありません。

30~40代の方はお子さんが小さくて女性が働き方をセーブしていたり、教育費や住宅ローンの支払に追われている人も多いのでしょう。

何かと出費はかかるものですが、年金だけでは生活できないと言われる現代。早いうちからできるだけ貯蓄を増やしたいですよね。それでは、はたらく世代の女性3人が変えたことでお金が貯まるようになった習慣をみてみましょう。