2022年4月から、高校の家庭科で資産形成を含む金融教育の授業が始まります。お金について学ぶ機会がなかった親世代からすれば、学校の授業でお金について学習できることをうらやましく感じるのではないでしょうか。

松井証券が全国の20~50代の男女600人※を対象に行った「『金融教育』に関する実態調査」でも、お金の知識に自信がなく、学校の授業で学びたかったという”大人”が多いことがわかります。
※中学生か高校生の子どもがいる20-50代の男女100人を含む。

また、同じく2022年4月には成人年齢が20歳から18歳に引き下げになり、18歳、19歳でも親の同意なしに契約ができるようになります。そのような背景からも、お金の知識は子どもだけでなく、親自身も身につけておく必要がありそうです。

以下、松井証券の主な調査結果、そして来年使用される教科書でお金に関する内容がどのように取り上げられているのかについて見ていきます。

お金に関する知識に自信がない人は8割

松井証券の調査で、お金に関する知識について、自分の知識に自信があるかを聞いたところ、「まったく自信がない」が32.5%、「あまり自信がない」が48.7%と、全体の8割以上が「お金に関する知識に自信がない」と回答。お金に関する知識が十分だという人は、それほど多くないというのが現状のようです。

また、学校で学びたかったことについては、次のような結果になっています。

  • 第1位「お金関係」71.0%
  • 第2位「仕事関係」47.2%
  • 第3位「人間関係」39.0%