70歳から先のシニア世代「貯蓄ゼロ世帯」が約2割!?
70歳代以上・二人以上世帯の金融資産保有額は、平均で1786万円、中央値が1000万円でした。ここからは世帯の貯蓄額分布を見ていきます。
70代以上・二人以上世帯「金融資産保有額」の分布
(含:金融資産非保有世帯)
70歳代以降の貯蓄額分布をみると、金融資産非保有世帯、つまり「貯蓄ゼロ世帯」と「3000万円超」の層がほぼ同じ割合の2割弱存在しています。2000万円以上の世帯と、200万円未満の世帯もそれぞれ3割ほどですね。
「老老格差」などとも呼ばれる、貯蓄額の二極化。この背景には、現役時代の蓄えや生活スタイル、退職金の有無などがあることが考えられます。また、現役時代からの資産形成への意識も深く関係しているといってよいでしょう。