年収は老後にも影響!?

同資料から年収帯を見ると、男性では「300万超400万円以下」が17.5%、女性は「100万円超200万円以下」が23.4%と、ボリュームゾーンとなっています。

全体で一番多い年収帯は、男性のみの場合と同じく「300万円超400万円以下」の17.4%です。

年収が高ければ高いほど「立地のよい大きな家に住める」「高級車に乗れる」など、現時点での裕福な暮らしを想像しがちですが、実は年収は老後に受け取る年金にも大きな影響を及ぼします。

特に、現役時代の年収や加入期間が年金に大きく影響してくるのは、会社員や公務員が加入している「厚生年金」の受給者です。厚生年金では、日本国内に住むすべての人を対象としている国民年金と異なり、個々の給与水準と加入期間に応じて受給金額が変わります。

数年前には「老後2000万円問題」も大きな話題となりました。老後に不安を感じている方は多い一方で、自分が将来もらえる年金額についてよく知らないという方も少なくないようです。

まずは、年金事務所ホームページ「ねんきんネット」や窓口で、ご自身の年金記録や将来の見込みの年金額を確認してみることをおすすめします。