特徴その3.固定費に無頓着

お金を貯めるために、いざ節約を始めてみると、食費を削ったり、少しでも安く買うためにお店をハシゴしたりする人がいます。節約した「つもりにはなれる」行動ですが、労力の割に効果は一時的で金額もたかが知れています。

またネットショッピングで、クーポンやタイムセール、ポイントなどを利用して、1円でも安く購入する術に長けている人が通信費には無頓着で、毎月数千円節約できることに気づいていないという例もあります。

効果の高い節約は金額の大きいもの、長く払い続けるものを見直して支出を減らすことです。住宅費や通信費、保険料、習い事の費用、車関連費などの固定費を節約するのが賢い方法です。

◆どうしたらいい?

住居費や車関連費は見直しの効果は高いですが、簡単に見直せるものではないでしょう。固定費の中で比較的、簡単に見直せるものが通信費です。

政府が携帯料金の引き下げを政策として行ったことで、NTTドコモ、ソフトバンク、auの大手3社から基本料金2000円台のプランが登場するなど、携帯料金の値下げ競争が激しくなっています。契約プランを見なおしたり、格安SIMを利用したりすることで、通信費を大きく減らすことが可能です。

他に、見直しの効果が高い費用として保険料があります。国民皆保険制度によってすでに保険に入っていることを念頭において、国の公的保障でカバーできない分だけ保険に入るようにしましょう。公的医療保険として高額療養費、就業不能リスクには傷病手当金と障害年金、生命保険として遺族年金があります。無駄な保障を削れば保険料を節約できます。