特徴その4.ものを溜め込む
ものを溜め込む傾向がある人は、無駄遣いや衝動買いをしがちです。「何かに使えるから」といって、ものを捨てない人も、本人の節約意識とは裏腹で、結局仕舞ったことを忘れて、それが使われることはなく、同様のものを買ってしまうことはよくあるのではないでしょうか。
ものを捨てられずに貯め込んでしまう人は、“捨てる”という行為を怠っているともいえます。ものを捨てることは、心理的な負担に加えて労力も費やします。愛着のあるものを捨てるのは辛いですし、大きいものを捨てるには労力とお金がかかります。
きちんとものを捨てられる人は、安易にものを買わず、本当に必要なもの、欲しいものを考えて買うようになります。裏返せば、ものを貯め込んでいる人は、安易にものを買う、また買うことがゴールとなっているので、衝動買いや無駄遣いが多くなり、結果、お金が貯まりません。
◆どうしたらいい?
部屋の掃除をしましょう。何がどこにあるのか把握できる程度にものを減らしましょう。そうすれば、同じものを何個も買うという失敗はなくなります。
部屋がきれいになると、本当に必要なもの、欲しいものだけ部屋に置きたいという心理が働きます。そうすれば、ものを買う時に厳選して買うようになり、無駄遣い、衝動買いはなくなります。
さいごに……
その人の性質や習慣を変えるのは、なかなか大変なことですが、具体的な行動に落とし込んで、小さい変化を積み重ねることで、変わることができます。この中で当てはまるものがあると感じたら、ぜひ改善のための一歩を試みてほしいと思います。
参考資料
石倉 博子