人生100年時代と言われる今日、老後のお金は誰にとっても心配の種の一つだと思います。お金を増やす方法についての情報はあふれていますが、その中で「不動産投資」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
そこで今回は、不動産投資に向いている職業はあるのか、その理由について、不動産専門の税理士である筆者が解説していきます。
不動産投資に向くのは公務員
様々な職業の方が不動産投資をされていますが、その中でも「公務員」は不動産投資に向いているでしょう。
その理由として次の二つが挙げられます。
- 1.管理会社に任せれば、本業にはあまり支障がない
- 2.公務員は属性が高いので不動産投資には有利
それぞれ詳しく解説します。
1.管理会社に任せれば、本業にはあまり支障がない
不動産投資で必要な管理は以下のような項目です。
- 入居者の募集業務
- 入退去の手続き(契約更新等も含む)
- 家賃徴収業務(遅延・滞納の督促等も含む)
- 書類関係の保管および鍵の保管
- クレーム対応(入居者間・近隣住民とのトラブル対応)
- 建物の定期的な修繕(退去時のクリーニングも含む)
他にもさまざまな管理を伴うため、自主管理では本業との両立が困難になる可能性があります。また、問い合わせ窓口がオーナー本人になって、クレーム対応などで本業に支障をきたす可能性を考えると、管理会社に委託することで本業に専念でき、両立が可能となります。