長生きリスクを見据えた「老後のマネープラン」を
厚生年金の受給額は、国民年金よりも手厚いことはたしかですが、公的年金「だけで」老後を乗り切ることができる世帯は、ごくレアな存在であることもたしかであるといえそうです。
夫婦世帯であれば、老後の年金収入は二人の合算で考えることができるでしょう。また、確定拠出年金や企業年金、定年退職金などに期待できる世帯もあるはずです。
とはいえ、「老後の資金」がまったく必要ない世帯はごく少数派でしょう。人生100年時代、長生きリスクに備えた資産形成を意識していきたいものですね。
厚生年金は、高所得者層ほど「現役時代の給与と老後の年金額」のギャップが大きくなります。また、一度慣れてしまった生活レベルを下げることは難しいことです。若いうちから「節約・貯蓄」を軸に家計管理を進めていくことはとても大切ですね。
コツコツ預貯金を増やすことは貯蓄の基本。とはいえ、超低金利が続く今は、資産運用で「お金にも働いてもらう」発想を持つ好機であるともいえそうです。
まずは情報収集から始めてみましょう。お金の知識をつけて、長寿時代に備えていきたいものですね。
【ご参考】「第1号厚生年金被保険者」とは
厚生年金は現在、下記のように分類されています。
第1号厚生年金被保険者…厚生年金保険の被保険者のうち、民間の事業所に使用される者
第2号厚生年金被保険者…旧共済年金の加入者(国家公務員共済)
第3号厚生年金被保険者…地方公務員共済
第4号厚生年金被保険者…私立学校共済参考:企業年金連合会「第一号厚生年金被保険者」