資産運用を活用する

それでは、老後に向けてどのように資金を準備していけばいいのでしょうか。

真っ先に「収入額を増やすか、支出額を減らす」ことが思い浮かぶかもしれませんね。

しかし、給与を増やすのは限界があり、だからといって生活水準も落とせない…という方は、「お金に働いてもらう」と方法を考えてみてはいかがでしょうか。

現在、銀行預金は低金利が長期化しており、預金にしておくだけではお金は増えていきません。しかし、今貯金している金額の一部を「資産運用」にまわすことで、お金にも働いてもらう環境をつくることができます。

例えば、月3万円を積立てながら、年6%の複利で運用したとすると、30年後には約3000万円の資金が準備できる計算になります。

自分の無理のない範囲で、少額からコツコツ積み立てられる方法を、検討してみるのも良いのではないでしょうか。

おわりにかえて

資産運用と言うと、「リスクがある」「難しい」などハードルが高いと感じる方もいるかもしれませんが、近年では「つみたてNISA」や「イデコ(iDeCo:個人型確定拠出年金)」などの税制優遇制度も登場し、無料のマネーセミナーや相談会なども多く開催されるようになりました。

こういった機会を活用して、お金の心配事はお金の専門家に相談しながら、自分自身の老後を考えるきっかけにしてみませんか。

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参考資料

岡崎 泰輔