企業型・好調と答えた人の割合

  • 元本確保派:24%、
  • ミックス派:38%
  • 投信派:47%

個人型・好調と答えた人の割合

  • 元本確保派:32%
  • ミックス派:40%
  • 投信派:50%

一方で、運用の成果が不調もしくは大変不調と答えた人の割合は、企業型、個人型ともに3つのグループ間で大きな差は見られず、おしなべて10%程度でした。ただ、個人型の投信はは6%と他より低い数字になっています。

運用がうまくいった人とうまくいかなかった人の違いは?

運用が「うまくいった」「うまくいかなかった」と考える背景をそれぞれ聞いたところ(複数回答)、「うまくいった」と回答した人では、商品選択の成功、市場環境の良さ、長期運用の実践などが上位に挙がっています(図表2参照)。

それに対し、「うまくいかなかった」の背景としては、リスクに対して消極的だったことの割合が最も多くなっています。リスクをとらなかったことで上昇相場に乗れなかったと考える人が少なくないようです。

ただ、うまくいかなかった人の回答には、リスクの取り過ぎや短期的な売買を挙げている人もいます。つまり、必ずしもリスクに消極的だからうまくいかなかったわけではないようですが、うまくいった人が挙げる長期運用やリスクの抑制とは対照的な回答であることも分かります。

図表2:運用が 「うまくいった」 「うまくいかなかった」 と考える背景

出所:確定拠出年金1万2000人意識調査(フィデリティ投信)より筆者作成