便利だが購入費・維持費の負担は大きい

暑い日や雨の日の子どもを連れての移動や、コロナ禍の移動で便利な車ですが、いざ所有するとなると購入費・維持費ともに大きな金額となります。

23区に限れば年間50万円以上の維持費に加えて、ファミリーカーは購入費用も大きいもの。先ほどの「2019年度乗用車市場動向調査の概要」では、前保有車(買い替え前に保有していた車)の保有期間は平均7.1年(新車7.7年・中古車5.9年)。新車になると10年超の長期保有者が約3割を占めますが、それでも10年に一度など定期的な買い替えが必要です。

所有するコストを考えると、生活する上で車の必要性の低い都市部では「持たない選択」が多いのも納得でしょう。

参考資料

宮野 茉莉子