自動車に対する不満は「維持費」。東京23区の維持費は?
何かと便利な車ですが、やはり気になるのがお金の問題です。現在車を所有している人の抱える不満をみてみましょう。
現在所有する自動車に対する不満
- 不満はない:46%
- 維持費:24%
- サイズ感:21%
- 燃費性能:19%
- コストパフォーマンス:9%
- 安全性能:6%
- 自動運転性能:6%
- 走行性能:5%
- 環境性能:3%
- その他:3%
不満の中で最も多いのは、維持費の24%。「自動車購入・買い替え検討につながる改善ポイント」で最も多いのも維持費で30%でした。車検代や自動車税、任意保険料、ガソリン代、駐車場代など、車にかかる維持費の負担は大きいでしょう。
では、一般社団法人 日本自動車工業会の「2019年度乗用車市場動向調査」より、2019年の車の年間維持費について、全体と首都圏・中心部(23区)を確認しましょう。
2019年・年間維持費【四輪自動車保有層】
全体
- ~10万円:8%
- ~20万円:26%
- ~30万円:26%
- ~40万円:14%
- ~50万円:13%
- それ以上:14%
首都圏・中心部(23区)
- ~10万円:9%
- ~20万円:17%
- ~30万円:19%
- ~40万円:10%
- ~50万円:20%
- それ以上:25%
全体の年間維持費で最も多いのは「~20万円」「~30万円」ですが、首都圏・中心部(23区)では「それ以上」が最も多い結果に。23区の維持費は、50万円以上かかるのが一般的なようです。
「各維持費の負担感」をみると、全体で多い順に「車検代:87%」「任意保険料:77%」「自動車税:71%」。全体では「駐車場代」を負担に感じる人は30%ですが、首都圏・中心部(23区)に限ると51%と高く、都市部の駐車場の高さが分かります。
四輪自動車保有層の「今後減らしていきたい出費」をみると、「通信費(スマートフォンの利用など):38%」の次に、「車関連:37%」と「ファッション関係(服・バッグ・アクセサリーなど):37%」。車を所有している人の中では、車関連の費用が減らしたい消費の上位でした。
節約項目でよくあがる通信費やファッション関係ですが、それと同じように車関連の費用も減らしたいと考える人が多いです。