貯蓄ゼロ世帯も？ 「60代の貯蓄」分布を確認
年金を確認したところで、次に金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査［二人以上世帯調査］（令和2年）」を元に60代・二人以上世帯の貯蓄額を見ていきます。
60代・二人以上世帯の金融資産保有額（金融資産を保有していない世帯を含む）
- 金融資産非保有：18.3％
- 100万円未満：3.5％
- 100～200万円未満：4.0％
- 200～300万円未満：4.0％
- 300～400万円未満：3.3％
- 400～500万円未満：4.0％
- 500～700万円未満：5.3％
- 700～1000万円未満：7.5％
- 1000～1500万円未満：7.5％
- 1500～2000万円未満：6.3％
- 2000～3000万円未満：13.3％
- 3000万円以上：19.6％
- 無回答：3.3％
平均値：1745万円 中央値：875万円
二人以上の世帯で最も多いのが金融資産「3000万円以上」で約2割。しっかり老後資金を準備している印象ですが、次に多いのが「金融資産非保有」で2割弱を占めます。
60代に入り、年金額が少ないとなると、貯蓄ゼロでは不安も強いでしょう。
次に多いのは「2000～3000万円未満」、「700～1000万円未満」と「1000～1500万円未満」。
より実態に近い中央値は875万円。60代の貯蓄には大きく差があることが分かりました。
