複数の方法で、老後資金の準備を

老後資金を準備する方法は、いくつかあります。

まずは公的年金額を増やすこと。「厚生年金に加入しようかな?」と考えている方は、働き方を変えて厚生年金に加入して年金額を増やすこともできるでしょう。

国民年金のみの方は、月額400円の付加年金保険料を上乗せして払うことで、受給時に「200円×付加保険料納付月数」が上乗せされます。納付した保険料は2年ほどで取り戻せるので検討してみましょう。

国民年金の方は国民年金基金で、他の方でも個人年金保険やiDeco(個人型確定拠出年金)などで、私的年金を用意するのもいいでしょう。

あわせて、まとまった貯蓄もあると安心ですね。基本は預金ですから、毎月決まった日に積み立てられる「自動積立定期預金」などを利用して、自動で積み立てていくといいでしょう。

とはいえ、メガバンクの普通預金金利は0.001%程度という現代。預金に併用して、資産運用も取り入れると良いでしょう。運用益が非課税になるつみたてNISAやiDecoなどを利用して、20~30年という長期間で毎月コツコツと積み立てて運用すると、リスクもある程度抑えることができます。

老後資金は1つの手段のみでは準備できないので、自分に合ったものを複数選んでみてくださいね。

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参考資料

宮野 茉莉子