国民年金と厚生年金の違いは?夫婦だといくら?
国民年金と厚生年金の違いをまとめてみてみましょう。
【国民年金】全体の平均年金月額:5万5946円
- 男性:5万8866円
- 女性:5万3699円
【厚生年金】全体の平均年金月額:14万4268円
- 男性:16万4770円
- 女性:10万3159円
平均額で比べると、その差は約10万円。男女別で見ても、男性で約3倍、女性で約2倍厚生年金のほうが高いと分かります。
これは今のシニア世代の受給額なので、少子高齢化が進む現代において、今の現役世代が受給する頃には金額が下がっている可能性もありますね。
「月5~10万円台で生活はできない」と感じられた方もいるでしょう。特に国民年金の方は、早いうちから、できれば複数の方法で老後資金に備えたほうが良いでしょう。
夫婦であれば受給額も変わります。パターン別に見てみましょう。
夫婦世帯のひと月の平均年金受給額
- 夫婦ともに厚生年金:26万7929円(夫:16万4770円+妻:10万3159円)
- 夫が厚生年金+妻が国民年金:21万8469円(夫:16万4770円+妻:5万3699円)
- 夫が国民年金+妻が厚生年金:16万2025円(夫:5万8866円+妻:10万3159円)
- 夫婦ともに国民年金:11万2565円(夫:5万8866円+妻:5万3699円)
夫婦ともに厚生年金であれば、約26万円に。一方で夫が厚生年金でなければ、ひと月20万円を超えません。
毎月の生活費の不足部分に、家のリフォームや介護などのためにも、早いうちから老後資金を準備しておきたいですね。