【推計】国家公務員の「年収」って大体どのくらい?

国家公務員のひと月の給与から「年収」を推計します。

平均給与月額の12カ月分に、民間企業のボーナスにあたる「期末・勤勉手当(平均給与の2カ月分×2回)」を足した金額とします。(※期末・勤勉手当の額は一定ではない点や、超過勤務手当が含まれていない点には留意が必要です)

全俸給表…663万5664円

  • 行政職俸給表(一) ◆一般行政職員:651万4448円
  • 行政職俸給表(二) ◆守衛、用務員、自動車運転手など:525万7648円
  • 専門行政職俸給表◆航空管制官、特許庁の審査官など:712万3424円
  • 税務職俸給表◆税務署職員など:692万1952円
  • 公安職俸給表(一)◆皇宮護衛官、刑務官、入国警備官など:606万1904円
  • 公安職俸給表(二) ◆海上保安官など:653万6784円
  • 研究職俸給表◆研究員:897万5584円
  • 医療職俸給表(一)◆ 医師、歯科医師など:1349万1712円
  • 医療職俸給表(二) ◆薬剤師、栄養士など:568万6560円
  • 専門スタッフ職俸給表◆政策情報分析官、国際総合研究官など:951万2032円
  • 指定職俸給表◆事務次官、本府省局長、審議官など:1644万6496円

となっています。年収が最も高いのは「事務次官、本府省局長、審議官など」(1644万6496円)、もっとも低いのは「守衛、用務員、自動車運転手など」(525万7648円)です。また、職種のなかで最も民間企業の事務職に近い「一般行政職員」の平均年収は約650万円。

民間企業の会社員の平均給与は443万円(2020年)でした。行政職俸給表(一)(二)の平均額のほうが多いですね。