国家公務員「定年なら退職金2000万円」は楽勝か?
ここからは内閣官房内閣人事局「退職手当の支給状況(令和元年度)」(表1)を参考に、国家公務員の退職金事情を見ていきます。
退職理由別「国家公務員の退職手当」
【常勤職員】退職手当の平均支給額
全体平均: 1082万2000円
- 定年:2090万6000円
- 応募認定:2588万1000円
- 自己都合:316万1000円
- その他:201万6000円
うち行政職俸給表(一)
全体平均:1548万円
- 定年:2140万8000円
- 応募認定:2278万円
- 自己都合:362万7000円
- その他:265万8000円
定年と応募認定のケースに絞ってみると、平均で2000万円以上の退職金を受け取ることができているようです。
国家公務員「退職金2000万円超」の人は何割いるの?
次に、退職金2000万円以上を受けれる国家公務員はどの程度いるのか見ていきます。内閣官房内閣人事局「退職手当の支給状況(令和元年度)」(表4)からの抜粋です。
常勤職員:3万2575人
- 1000万円未満:1万7081人
- 1000~1500万円未満:1045人
- 1500~2000万円未満:4744人
- 2000~2500万円未満:7667人
- 2500~3000万円未満:1490人
- 3000~4000万円未満:157人
- 4000~5000万円未満:267人
- 5000万円~:124人
うち行政職俸給表(一):7113人
- 1000万円未満:2100人
- 1000~1500万円未満:151人
- 1500~2000万円未満:771人
- 2000~2500万円未満:3634人
- 2500~3000万円未満:436人
- 3000~4000万円未満:20人
- 4000~5000万円未満:1人
常勤職員では29.8%(9705人)、そのうち行政職俸給表(一)では57.5%(4091人)が退職金2000万超えとなります。