テレビドラマ「日本沈没―希望のひと―」では、国を守るため官僚たちが奔走している姿が描かれ、改めて国家公務員の方々の重責を垣間見た方も多いのではないでしょうか。
私たちの生活のために尽力される国家公務員の方たち。それに見合った待遇はあるのか、気になりますね。
そこで本日は、FPの資格を持ち、証券会社にて約20年資産運用コンサルティングに携わってきた私から、国家公務員の退職金事情や、老後資金の準備についてお話ししてまいります。
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国家公務員の退職金事情
公務員は、国家公務員・地方公務員の2種類に分かれています。
- 国家公務員:省庁職員、自衛官、大使、裁判官、国会議員、検察官等
- 地方公務員:市区町村・役場職員、教員、警察官、消防官、自治体の議員等
人事院の「国家公務員給与の実態」によると、国家公務員は約58万8000人。このうち人事院の給与勧告の対象となるのは、「給与法の適用を受ける一般職の国家公務員」の約28万人です。
次では国家公務員の退職金について、さらに詳しく見ていきます。