今からできる対策は?
読者のみなさんの中には、そろそろ老後資金の貯蓄をスタートなさる予定の方もいらっしゃるでしょう。
銀行などの預貯金は「ほぼゼロ金利」が続く状態ですので、残念ながらお金を育てる手段とは言いにくいでしょう。そこで視野に入れたいのが「お金に働いてもらう」、資産運用の発想です。
資産運用は、運用期間が長ければ長いほど、リスクが軽減しリターンが安定してきます。少額をコツコツと積立てていくことで、複利効果を活かしてお金を雪だるま式に増やしていくことも可能です。
少額をコツコツと積み立て続ける「助走期間」を考えたとき、やはり老後資金の準備は早めにスタートするに越したことはありません。病気や失業などに備えた「保障」も確保することもぜひ忘れずに。
そして、資産運用を上手に進めていくためには、数ある金融商品の中から自分に合うものを選ぶ必要があります。
ちなみに、国内で販売されている投資信託は約6000本、生命保険に至っては、「契約者の数だけある」などと言われています。
まずは情報収集から始めてみましょう。投資のリスクとメリットを理解したうえで、最適な運用スタイルを探していってください。
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参考資料
- 自民党「岸田内閣 基本方針」
- 日本年金機構「令和3年4月分からの年金額等について」
- 厚生労働省年金局「厚生年金保険・国民年金事業年報 令和元年度」
- 国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査―調査結果報告―」
- 一般社団法人投資信託協会「投資信託の全体像(純資産総額・ファンド本数)」
- 熊谷良子(LIMO)「厚生年金モデル世帯は夫婦で22万円。共働きやシングルは?」
宮内 勇資