2020年から1年遅れで開催された東京オリンピック・パラリンピックは、2021年9月5日にパラリンピックの閉会式が終わり、その全日程が終了しました。
不動産業界では、「東京オリンピックが終わったら首都圏の不動産価格は下落する」という噂がささやかれてきましたが、果たしてこの噂は本当なのでしょうか?
そこで今回は、過去に開催された歴代オリンピック後の不動産価格データを参考にしながら、今回の東京オリンピック後の不動産市場の動向を予測してみたいと思います。
この記事をお読みいただければ、以下の点がわかるようになります。
- 日本の不動産は今買い時なのか?
- あなたの家の価値は上がるのか?それとも下がるのか?
これから不動産投資を始めたい方や、マイホームの購入を検討している方にとっては非常に気になるテーマだと思います。ぜひ最後までご覧ください。
オリンピック後の不動産価格は歴史的にどうなっているのか?
初めに、オリンピック後の不動産価格が歴史的にどうなっているのか、様々なデータをもとに見ていきたいと思います。
まずは、各国のオリンピック開催前後の実質GDP成長率のデータを比較してみましょう。
上記のデータによると、開催前年の実質GDP成長率が最も高く、開催年、開催後と減少傾向にあるのが特徴です。
ただし、1996年のアトランタオリンピックでは、開催前よりも開催年・開催翌年の方がGDP成長率は高くなっています。また2012年のロンドンオリンピックも、開催前よりも開催後の方が高くなっています。