数百万円の買い物ですから妥協はしたくないでしょうし、妥協して買った車だとどことなく愛着がわかない可能性も出てきます。そういった際に検討してみたいのが「高年式の中古車」です。

高年式車とは、一般的に新車登録から3年程度の車歴が短い車のことを指し、比較的状態がいい車が多いのが特徴。特に外国車の場合は、大切に乗られていて程度のいい個体であるケースも多いので、こうした車を探してみるのもいいでしょう。

また、高年式の中古車のいいところは、新車で買うよりも3割~4割程度安価に買える可能性があるということです。車は一般的に一度登録(ナンバーがつくこと)されてしまうと一気に値崩れをする性質を持っています。それが登録から3年以内となるとさらに安くなる個体もありますので、コストパフォーマンスがいいとされています。

「登録済み未使用車」と出会ったら即決してもいい

高年式の中古車の中には、登録から数カ月しか経過していないものが見つかる場合があります。この場合に想定されるのが、「ディーラーで試乗車として使用されていた車」もしくは「登録だけされて一度も使用されていない車」のいずれかのパターンです。

いずれも中古車のカテゴリーになりますが、筆者がおすすめしたいのは後者のパターンです。この登録済み未使用車というのはいわゆる「ワケアリ車」で、そのワケとは基本的に「ディーラーの事情で登録された車」です。

ディーラーは車を製造しているメーカーから「年間の販売ノルマ」が課せられており、そのノルマの達成基準は「ナンバー登録数」となります。