猫の食事代・医療費はここまでバリエーションが違う

猫は粗食を好むこともあれば贅沢な食材を選ぶ猫もいます。キャットフードであれば10グラム3~30円、高額なほど猫の嗜好力が高まります。猫の中には直ぐに飽きてしまうなど気まぐれなものもいますので、数種類並べてバイキング方式で用意する飼い主もいます。

1972年に国内でキャットフードが登場するまでは、人の残り物に汁を懸けたものが主食でした。そこに風味の利いたキャットフードが登場したことで、たちまち猫からの市民権を得ました。高額なキャットフードは良質な食材から作られており、グレインフリー(穀物不使用)やヒューマングレード(人と同等の管理基準)などが好んで選ばれています。身体に悪い影響を及ぼすジャンクなフードを敬遠するのは良い兆候で、こうした良質な食事によって健康寿命が伸びています。

近年では猫の室内飼いによって、過食と運動不足を心配しています。高齢になれば腎不全などを発症する可能性が高くなり、急なケガや病気、定期的な通院や投薬が必要になれば医療費はかかります。病気になると食べる療法食は10グラム35円ほどになります。医療費のペット保険に加入していれば、年間2~10万円程度を加算されることになります。

したがってストレスのない快適な暮らしと居場所がとても大切になってきてくるのです。