「人生100年時代」を見据えたお金の準備を

60代以降の「無職世帯」と「働く世帯」貯蓄状況をながめてきました。

定年後に無職世帯の方が貯蓄額が多いという結果をみると、老後に向けた資金準備のスタートのタイミングの差が、60代以降の生活に影響しているといえそうですね。

日常生活に必要となるお金には世帯差や個人差がありますので、「老後にいくら必要だ」と一概にいうことはできません。ただ、今回のように先輩方の貯蓄事情を眺めることは、若い世代がライフプランを立てるうえで一つの参考となるでしょう。

人生100年時代といわれる現代では、今の働く世代の老後はかなり長くなると考えられます。はじめに65歳頃から老後資金を使い始めようと考えると確認しましたが、65歳から使いはじめて100歳まで、約35年間老後資金を使い続けていくことになります。

私たちの寿命が延びている分、老後資産も寿命を延ばす発想がより求められるでしょう。

貯蓄を切り崩していくだけでは減る一方ですが、お金を増やす手段の一つとして考えていただきたいのが「資産運用」です。投資信託や保険、株式といった金融商品で、自分で働かなくてもお金を育てていく方法を考えましょう。

大切な老後資金ですから、できるだけリスクを抑えながら資産運用を行いたいですよね。自分に合った金融商品やリスクを抑えた投資スタイルなどありますので、できれば現役時代から知識と経験を積んでおきたいですね。

資産運用については、今の時代ならではのオンラインセミナーや無料の動画などもあります。上手に活用しながら、老後資金を貯める・守る方法を考えていきましょう。

参考資料