「資産運用」のポイントを押える!
資産運用をじょうずに進めていくためには、「複利と長期積立」、この2つのポイントをセットでおさえていく必要があります。
「複利」とは「元金+利息」にさらに利息をつける、いわば「雪だるま」のイメージです。「長期積立」については20~30年以上といった長い期間の積立となります。
銀行などの預貯金は「ほぼゼロ金利」ですので、先ほどの4600万円の資産を築くには毎月12万円以上を30年間積み立て続ける必要がありますね。
そこで目を向けたいのが、資産運用の「複利効果」です。
世界株式など、この先成長が見込める先に投資している「成長資産」に目を向け、仮に年間利回り6%で運用できた場合を考えてみましょう。
金融庁の「資産運用シミュレーション」を用いて
「毎月の積立額:5万円 想定利回り(年率):6% 積立期間:運用期間30年間」
で計算すると、5022万円(元金1800万円対比279%)に増えています。複利を活用すれば、毎月12万円の半分以下の5万円で資産を築くことができるわけです。
複利のメリットを最大限に活用するには、運用期間を長くとることが重要となります。将来のためのお金の準備は「早めのスタート」がカギを握るともいえそうです。