「年収600万円世帯」の純貯蓄額はいくら？～年収600万円のリアル～

年収600万円世帯の「本当の貯蓄」はどのくらい？

では、先述の「平均貯蓄額」から「負債額」を差し引いた「純貯蓄額」をみていきましょう。

貯蓄額から負債額を差し引いた純貯蓄額は、「年収600万～650万円世帯」の場合で253万円、「年収650万円～700万円世帯」の場合は163万円です。

年収600万円台の純貯蓄額は、100万～200万円台となっていて、年収の半分以下です。やはり高収入で貯蓄額は多い傾向がみられるものの、その分住宅取得にまつわる負債額も大きいことがうかがえます。

もう少し実態を深堀りするため、「600万円世帯」の家庭状況を紐解きながら、さきほどの貯蓄・負債事情との関連を見てみましょう。

　　・うち18歳未満の世帯人員･･･0.91人

これらの数値をみると、「年収600万円世帯」は、「住宅ローン」と「教育費」という2大支出に家計を圧迫されているケースが多いのかもしれません。