夫婦のパターン別！老後資金の必要額は？
老後資金については、公的年金の受給額を知るとともに、老後資金の必要額を確認していく必要があります。
公益財団法人生命保険文化センターによると、老後の最低日常生活費は「月額平均22.1万円」。また、「ゆとりある老後生活費」であれば、旅行費や趣味・生活費の充実の上乗せを加味して「平均36.1万円」といわれています。
では先ほどの夫婦のパターン別を参考にして、老後（65～90歳）の必要金額を試算してみましょう。
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老後資金【最低日常生活費：月22.1万円】の不足額
- 自営業（夫）と専業主婦（妻）：（11万2565円－22万1000円）×12ヶ月×25年＝▲3250万円
- 会社員（夫）と会社員（妻）：（26万7929円－22万1000円）×12ヶ月×25年＝＋1400万円
- 会社員（夫）と専業主婦（妻）：（21万8469円－22万1000円）×12ヶ月×25年＝▲75万円
- 専業主夫（夫）と会社員（妻）：（16万2025円－22万1000円）×12ヶ月×25年＝▲1770万円
老後資金【ゆとりある生活費：月36.1万円】の不足額
- 自営業（夫）と専業主婦（妻）：（11万2565円－36万1000円）×12ヶ月×25年＝▲7450万円
- 会社員（夫）と会社員（妻）：（26万7929円－36万1000円）×12ヶ月×25年＝▲2800万円
- 会社員（夫）と専業主婦（妻）：（21万8469円－36万1000円）×12ヶ月×25年＝▲4280万円
- 専業主夫（夫）と会社員（妻）：（16万2025円－36万1000円）×12ヶ月×25年＝▲5970万円
「老後の最低日常生活費」は夫婦ともに会社員でなければクリアできません。夫婦ともに国民年金や夫が国民年金の場合、目標の老後資金の必要額は約2000～3000万円でしょう。
ただあくまで最低日常生活費であり、旅行をしたり、趣味や身内との付き合いを楽しんだり、耐久消費財を買い替えたりといった「ゆとりある老後生活費」であれば、約3000～7000万円ほど必要になります。
ゆとりの度合いや生活水準は夫婦によって異なりますが、まとまった貯蓄を準備しておく必要があるでしょう。
