暑かった夏も終わり、家庭菜園も秋冬にシフトする時期がやってきました。徐々に寒くなるこの時期、身も心もポカポカに温めてくれる秋冬野菜の準備を始めてみませんか。

家庭菜園で秋や冬に収穫できる野菜には、お鍋で活躍してくれる旬の野菜もたくさんあります。

今回は鍋料理で大活躍間違いなし!ハクサイ、シュンギク、ダイコンの育て方をご紹介します。

ハクサイ

鍋の具材と言えば、まずハクサイを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?鍋料理だけでなく、スープやクリーム煮など、あったかメニューに大活躍。秋冬の食卓には欠かせない存在です。

ハクサイには通常の大玉品種だけでなく、使い勝手のよいミニ品種もあります。地植えだけでなく、プランターでも栽培可能。ライフスタイルやお好みに合わせて、ハクサイ栽培にチャレンジしてみましょう。

ハクサイ栽培の準備
ハクサイは水はけのよい、栄養豊かな土を好みます。地植えの場合だとハクサイを育てるための土づくりから始めますが、プランター栽培の場合は、市販の野菜用培養土をそのまま使うと簡単です。 

プランターは幅60センチ、深さ20センチ以上の野菜用プランターを用意します。

土はプランターの縁から2~3センチ下まで入れます。元肥として10~20グラムの化成肥料を混ぜ込んでおきましょう。

苗の植えつけ
初心者の場合、市販されているハクサイの苗を植えつけるのがおすすめです。苗の植えつけ適期は9月中旬~10月上旬。本葉4~5枚以下の苗を選ぶと早く根づきます。

まず、植えつける苗よりも一回り大きな穴をスコップで掘りましょう。苗をポットから出したら、根についた土を落とさずに植え穴に置きます。株元に土を寄せて根と土が密着するようにしたら、たっぷりと水をあげましょう。

プランターの場合、通常品種なら1~2株、ミニ品種なら2~3株が植えつけの目安です。株間が30~40センチほど空くように苗を植えつけましょう。

ハクサイは病害虫の被害に遭いやすいので、地植え、プランターどちらの場合も、防虫ネットを作ることをおすすめします。

水やり
プランター栽培の場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水をあげます。冬の間は生育が鈍るので、水やり回数を減らしましょう。