つみたてNISAの5つの特徴とは?

ここからは、つみたてNISAの5つの特徴を解説していきます。

つみたてNISAの特徴1.20歳以上であれば誰でも投資可能

日本に住んでいる20歳以上の方であれば、誰でもつみたてNISAを使って投資をすることが可能です。

つみたてNISAの特徴2.売却益が非課税

つみたてNISAの最大のメリットです。購入してから20年以内に売却した投資信託の利益に関して非課税になります。

つみたてNISAの特徴3.元本保証はない

実際に購入するのは、金融庁が厳選した199本(2021年6月18日)の投資信託です。

投資信託協会「そもそも投資信託とは?」によると、投資信託は投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品です。投資・運用するため、必ずしも元本が保証されている商品ではありません。場合によっては元本割れ=損をするケースもあるので注意しましょう。

つみたてNISAの特徴4.投資判断が必要

つみたてNISAの最大のメリットを活かすためには、20年以内に売却する必要があります。

ただ、投資信託の価格は日々市場動向によって変動するため、20年以内に売却のタイミングを捉えた売却判断をご自身で行うことが必要です。

この判断を誤ってしまうとメリットを活かせなくなります。

つみたてNISAの特徴5.損をしても税金が掛かるケースがある

通常の投資であれば損をしても税金が取られることはありません。

ただ、つみたてNISAを使って投資をした場合、非課税期間が終了した20年後以降も損をしている投資信託の保有を継続した場合、最終的にマイナスだったとしても税金が引かれてしまいます。

具体的には、今年つみたてNISAを使って40万円で購入した投資信託が20年後に半分に下がっていて保有を継続し、その後30万円に戻ったので売却をすると現行の税率の20.315%で計算した場合、約2万円の税金が引かれてしまいます。

これはつみたてNISAを使用した場合、非課税期間が終了した時点が税制上の買値とみなされるため、損をしていても税金が引かれるという事象が起きてしまうのです。

以上がつみたてNISAの特徴です。

更に詳しく知りたい場合は、金融庁「つみたてNISAの概要」にて確認してみて下さい。