偏差値で大学を選ぶ時代は終わり? 旧帝大など国公立でもAO入試が増加中

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来年1月実施の「大学入学共通テスト」の出願受付が9月27日から始まるなど、2022年度の受験シーズンが到来しています。この大学入学共通テストは、コロナ禍での入試となった2021年度、それまでの大学入試センター試験に代わり導入されています。

大学入試制度は、1979年に始まった共通一次試験、1990年からのセンター試験、そして大学入学共通テストへと時代と共に変化しています。また近年は、地方から大都市圏への若者流入を抑えようという私立大学の定員厳格化により、有名大学を回避する動き、いわゆる安全志向が話題となりました。

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そして、この安全志向から、早めに大学合格手形が欲しい受験生がAO入試や推薦入試を利用する動きも加速。実際、平成31年度(2019年)から令和2年度(2020年)で私立大学のAO入試の志願者は約2万6000人あまり増加し、推薦入試の志願者も1万7000人超の増加となっています。

私立大学入学者の過半数はAO入試と推薦入試

慶応義塾大学の湘南キャンパス、通称SFCの設立とともに誕生したがのAO入試です。1990年度の総合政策学部と環境情報学部の2学部に入学希望する受験生に対して実施されたのが、日本におけるAO入試のスタートとされています。

AOとはアドミッションズ・オフィスの略称で、大学が独自の選考基準を設け、高校の成績、部活動や校外活動での活躍、面接や小論文から総合的に合否を決める入試制度。新しい入試制度として注目され、私立大学を中心に募集定員が年々増加していきました。

文部科学省の「令和2年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」によると、私立大学ではAO入試または推薦入試で入学した新入学生は56.5%と過半数を占めるまでになっています。

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執筆者

公立大学を卒業後、大手学習塾で講師を6年間務める。塾講師と自らの子育ての経験を元に教育関連の記事を執筆するほか、個人ブログ「透明教育ママ見参!!」やYouTubeチャンネル「透明教育ママ 中山まち子」で情報発信をしている。「くらしとお金の経済メディアLIMO」のほか、「アーバン ライフ メトロ」「アクセス進学」に連載中。