大きな資産を築くために「お金にも働いてもらう」

5000万円もの貯蓄を貯めるには、収入だけでは厳しいところもありますね。現役世代の方は老後資金だでけでなく、住宅や車のローン、教育費などもかかります。

大きな資産を築くためには、「自分たちが働く」以外に、「お金に働いてもらう」方法があります。お金に働いてもらう、つまり資産運用です。

資産を効率良く、また大きく増やしていくためのポイントは主に3つ。

①長期積立
②世界株式などの成長資産に振り分け
③保障

たとえば金融庁「資産運用シミュレーション」を活用して、3000万円を築き上げるための試算をすると以下の通りです。

「毎月3万円・年利6%・期間30年」=3013万5451円(元本1080万円)

元本は1080万円ですが、利子にも利子がつく複利の効果も得るため約3013万円になりますね。この複利運用の効果は、期間が長ければ長いほど大きくなります。

長期間の積み立てとなると投資先を悩みますが、一つに集中して投資するのはリスクが大きいため、分散すると良いでしょう。

長期となれば今後もリーマンショックのような世界同時株安が起こる可能性はありますし、世界経済の中心国が変わる可能性もあります。そういったリスクをふまえながら資産を増やしてくためには、成長を続ける全世界の株式などへ資産を振り分けるのも一つでしょう。

一方で、積立期間が長いほど、運用期間中において病気や怪我・介護などによる収入減により積み立てが続けられないことや、解約してしまうような事態があるかもしれません。そのような事態になっても積み立てが継続できるよう、保障をつけて備える必要があります。それにより、資産が増える途中での中止や解約を避けることができるでしょう。

はじめての投資になると、何かと不安や疑問は付きものです。悩む時間が長くなり、なかなか投資を始められない方も少なくありません。オンラインのセミナーなどを活用してみると、新たな発見があったり、投資をはじめるきっかけにもつながったりするかもしれませんね。

参考資料