共働き、片働きで受給できる年金額は?
これまでの国民年金・厚生年金の平均受給額を元に、共働き・片働きでの月の受給額の差を見ていきましょう。受給額が多いパターン順に並んでいます。
① 夫婦共に厚生年金(会社員で共働き)
16万4770円+10万3159円=26万7929円
② 夫が厚生年金・妻が国民年金の場合(夫が会社員で片働き、もしくは妻が扶養内パートや自営業等)
16万4770円+5万3699円=21万8469円
③ 夫が国民年金・妻が厚生年金の場合(妻が会社員で片働き、もしくは夫が自営業等)
5万8866円+10万3159円=16万2025円
④ 夫婦ともに国民年金の場合(夫婦のどちらかが自営業で片働き、もしくは共働きで自営業等)
5万8866円+5万3699円=11万2565円
最も一般的な「①夫婦共に会社員で共働き」と「②夫が会社員で片働き(妻が専業主婦)」というパターンの、年金月額の差は約5万円。そうなると、年間で約60万円、老後を30年とした場合は約1800万円も受け取り額に差が出ます。
上記は現在シニア世代の受給額平均を元にしていますので、私たちはたらく世代が受け取る時には、もっと少ない可能性もあります。ただ、共働きか片働きかが、年金に与える影響は大きいと言えるでしょう。