献立に困ったときのお助けメニューといえば、みんなが大好きなカレー。シンプルな工程のレシピで、作り置きも出来る優秀メニューです。
カレーの材料で思いつくのは、じゃがいも、にんじん、たまねぎ。このお役立ち野菜が、おうちで作れたら最高ですよね。
そこで今回は、初心者でもカレーの材料を家庭菜園で栽培できる方法を紹介します。これからの季節、シチューやポトフなどの冬メニューや肉じゃがなどにも使い回せてとっても便利です。一緒にみていきましょう。
プランターで育てるカレーの材料その1:にんじん
にんじんはカロテンをはじめ、ビタミンCや葉酸、食物繊維や鉄分などを含む栄養満点な野菜です。にんじんはカレーの具材など料理の材料としてだけでなく、キャロットケーキなどお菓子作りにも使えます。
種まき
にんじんはミニサイズの品種を選べば、プランターでも栽培できます。種まきの時期は、3月~5月もしくは7月~9月です。
標準サイズの野菜用プランターを用意し、底穴にネットを敷いた後、底が見えなくなる位に鉢底石を入れます。その上に市販の野菜用培養土を入れ、水やりの際に土があふれださないよう、プランターの高てさより2~3センチほど隙間を確保して下さい。
5ミリほどの深さのまき溝を2列引きます。手前と後ろに10~15センチほどの間隔をとりましょう。
まき溝の中に、1センチ間隔でミニにんじんの種をまき、薄く覆土します。はす口をつけたジョウロで、プランターの底から水があふれるまで、しっかり水やりします。発芽までは乾燥させないよう注意して管理して下さい。
間引き
雑草が生育の邪魔をするので、間引き作業の際には雑草の処理も忘れずにおこないましょう。
にんじんの間引き芽は間引き菜として、さまざまな料理に使えます。捨てずにおいしくいただきましょう。おひたしや天ぷら、みそ汁の具などがおすすめです。
にんじんの芽は市場に出回ることがないので、家庭菜園だからこそ楽しめる味覚です。
プランター栽培の場合、発芽し双葉がそろったら、3センチ間隔になるよう間引きます。2週間ほどしたら、5~6センチ間隔になるように間引きましょう。残した苗には土を寄せて、倒れないように注意して下さい。
追肥
2回めの間引きの2週間後に追肥をします。土と肥料を軽く耕し、なじませます。プランター栽培の場合は、2週間に1度を目安に同様に追肥をして下さい。にんじんの変色を防ぐため、このタイミングで株もとにしっかり土を盛って土寄せをします。