公的年金の一部を最低保障年金に変更しよう、という論者がいますが、一長一短だろうと筆者(塚崎公義)は考えています。

河野太郎議員が「最低保障年金」という考え方を打ち出しているようなので、それについて筆者の考え方を述べたいと思います。単にタイムリーな話題としてコメントするだけで、河野議員の考え方の詳細は把握しておらず、河野議員を応援するものでも批判するものでもないので、あしからず。

国民年金の半分は税金で賄われている

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公的年金の制度は2階建てです。1階部分は全員が加入する国民年金(老齢基礎年金)、2階部分はサラリーマン(サラリーウーマンや公務員等を含む、以下同様)が加入する厚生年金です。本稿は2階部分には言及せず、1階部分についてのみ論じることとします。

1階部分は最大月額6.5万円が高齢者に支払われるのですが、その原資の半分は現役世代が払った年金保険料、残りの半分が税金から出ています。

余談ですが、この税金のおかげで平均寿命まで生きれば自分が払った年金保険料よりも多くの年金が受け取れる、お得な制度となっているわけですね。筆者は年金保険料をしっかり払うようにお勧めしていますが、その大きな理由がこれなのです。