「子どもの教育資金」はNISAの活用を

子どもの教育資金の準備は、子供が生まれたときにスタートさせて大学に入るまでと考えると20年弱の期間があります。

もちろん、もっと後から始めることもありますし、大学ではなく高校の入学・教育資金であればもっと準備期間は短くなります。

こうした資産形成には、資金を引き出す自由度のある非課税口座=少額投資非課税制度(NISA)が使えます。特に非課税期間が20年と長い「つみたてNISA」が使いやすいはずです。

「万一の備え」としての資産形成は、流動性の高い預金を手元に残す、また保険を活用するなどが有効です。

ただ、会社員の方なら、会社の福利厚生制度を良く調べておく必要があります。特に保険などは、会社が従業員の病気休暇に伴う所得補償、死亡保険などを用意しているところもあります。個人で入る保険などと被っていれば、あえて負担をする必要もないはずです。

合同会社フィンウェル研究所代表 野尻 哲史