親の財産を守ることも、子の務め
お金の話というのはなかなか切り出しにくいものです。しかし親に何かあった時に多かれ少なかれ問題となるのがお金のことです。
相続のような大きな話をいきなり話さずとも、たとえば、「急に入院した時に、必要になるものをまとめておいて」という話の続きに、保険証、通帳がどこにあるのか、加入している保険はどこかを聞いておくだけでも、いざという時に慌てずに済みます。
親の通帳を見るという行為は憚られると思いますが、何か高額な引落しがされていないか確認することで、高齢者を狙った詐欺や不正な請求などに気付くことができるかもしれません。
”親の財産を守ることも子の務め”と考えて、最近何か契約したものがないか聞いてみるのもいいでしょう。
元気なうちに親とたくさん話をする、それだけで親孝行にもなるでしょう。
参考資料
- コクヨステーショナリー エンディングノート「もしもの時に役立つノート」
- 公益財団法人 生命保険文化センター「介護にはどれくらいの年数・費用がかかる?
- 相続サポートセンタ-「住んでいる家の相続をさせる場合の方法とは?相続財産を配分する方法と家を処分したくない場合の対処法について」
- 相続弁護士ナビ「遺産分割とは 手続きの流れと親族と揉めた場合の対処法を解説」
石倉 博子