「妻に話したら、一人息子も社会人として働いているし、いいんじゃない?と…。妻がピアノ教師として働いていたこともあり、自分も教える仕事をしてみようかと語学学校の面接を受けに行った。現在は業務委託で週に3~4コマの授業を持たせてもらっている」

「今の収入は決して多くないけれど、楽しんで働いている。今後はコーチとして一人ひとりの生徒に寄り添って教えたり、サポートしたりする仕事も展開していきたい」と話してくれました。

Bさんの場合、共働きだったことや中国語のスキルを持っていたことなど、早期リタイアを実現するのには適した状況でした。そこにきて勤務先が早期退職を実施したことで、絶好のタイミングでFIREに踏み出せたようです。

FIRE後の生活をイメージしてスキルを磨く

IT企業の人事として働いていたCさんは、50歳の誕生日を迎えてすぐに会社を退職しました。

現在、フリーランスのキャリアコンサルタントと翻訳業で週に2、3日稼働しているCさんは、「FIREの秘訣は、リタイア後の生活を具体的にイメージすること」だと言います。

「早期リタイア後は、今現在やっている仕事をしようと思っていたから、フリーランスとしてやっていく信頼を獲得するためにスキルを必死で磨いたし、資格試験の勉強もたくさんした」のだそうです。