40~50代の食費や教育費は?
では、40~50代の食費や教育費などの生活費はどれくらいかかるのでしょうか。総務省統計局「家計調査 家計収支編 2020年」の3-2表より、5歳ごとに分けた勤労者世帯の世帯構成と生活費をみていきます。
世帯構成と生活費(40~44歳/45~49歳)
- 世帯人員:3.78人/3.65人(うち18歳未満人員:1.70人/1.32人)
- 世帯主の年齢:42.0歳/46.9歳
- 女性の有業率:59.7%/65.1%
- 食費:8万1029円/8万4982円
- 光熱・水道:2万1172円/2万2507円
- 教育(授業料等など):1万8543円/3万572円
40代前半では家族4人で18歳未満の子どもが2人、40代後半では家族4人で18歳未満の子が1人が平均のようです。
世帯構成と生活費(50~54歳/55~59歳)
- 世帯人員:3.30人/3.02人(うち18歳未満人員:0.66人/0.22人)
- 世帯主の年齢:51.9歳/57.0歳
- 女性の有業率:61.5%/57.0%
- 食費:8万4457円/8万2383円
- 光熱・水道:2万2754円/2万3295円
- 教育(授業料等など):3万3159円/1万5694円
50歳を超えると、子どもが18歳を超えるご家庭が多いようですね。女性の有業率は半分以上です。
40~50代とも、食費が8万円を超えています。教育費の負担が3万を超えて大きくなるのは40代後半~50代前半まで。
45歳で定年というと、まさにこれから教育費がかかる時期。ここで仕事が不安定になると、さまざまな場面に影響が及ぶと考えられます。