剪定
筆者は約10年以上、ウンベラータを育てていますが、最初は育て方を間違い、何度も枯らしそうになりました。しかしその度に復活し、当初は40~50センチ程度だった背丈が、今では150センチ程度まで成長しています。

そのくらい強くて丈夫な植物です。適切な管理をすれば、2メートル以上になることも珍しくありません。天井に届いてしまうくらい大きくなる場合もありますので、樹形が気になる場合は剪定をおすすめします。

成長期の暖かい時期に剪定を行い、枝が分岐しているところ(付け根のすぐ上)をカットします。枝が太いので剪定バサミを使うことをおすすめします。切り方がまずいとそこから枯れ込む可能性があります。

室内では鉢にこだわるのがおしゃれポイント。大きくなったウンベラータには、少し大ぶりの60~70センチくらい高さのある鉢がよく似合います。植え替えるとお部屋に映えて自慢のシンボルツリーになりますよ。

ヘデラ(アイビー)

  • ウコギ科
  • 常緑のツル性植物
  • 参考価格:ポット苗で300円前後

手軽な観葉植物として知られるヘデラ。最近は種類が大変豊富で、斑が入った葉や葉の形がいろいろあり、好みに合った品種を選ぶことができます。

長くのびたツル性の葉がとてもエレガントで、手軽にどこでも置けるのがよいところです。特に高いところに置くと、ツルが下に垂れ下がり、ガーランドのように飾ることができて、お部屋のアクセントになります。

日当たり・管理
屋外でもグランドカバーとしてよく見かけるヘデラ。日当たりのよい室内でも育てることができます。半日陰でも育ちますが、その場合は時々日に当ててあげましょう。適度に日に当てるほうがよく育ちます。

ポットで販売されていることが多いので、大きさに適した鉢に植え替えてあげます。成長に伴い、徐々に大きいものに植え替えるとよいでしょう。

大変丈夫な品種なので特別な管理は基本的に要りません。しかし、置かれた環境が合わないと葉を落としてしまうこともあります。一見すると、葉を落として枯れてしまったように見えても、実際には枯れていない場合もあります。

そんな時はツルの先を少しだけ切ってみましょう。ツルの中身が鮮やかな緑色をしていれば、まだ生きている証拠です。直射日光の当たらないところに移し様子をみましょう。元気であれば新葉が出てきますから、よく観察してあげてください。

ヘデラは挿し木ができる植物です。長く伸びたツルを途中で切って水耕栽培にチャレンジするのもいいですね。十分に根を生やすことができれば、再び土にかえして育てることもできます。

ヘデラ、つるは全長で1メートルほど。