60代・二人以上世帯の金融資産保有額
◆金融資産を保有していない世帯も含めた場合◆
60代の二人以上世帯の貯蓄額を、金融資産非保有世帯も含めて見たとき、平均は1745万円、中央値は875万円です。
[貯蓄額別の分布]
- 金融資産非保有:18.3%
- 100万円未満:3.5% 100~200万円未満:4.0%
- 200万~300万円未満:4.0% 300万~400万円未満:3.3% 400万~500万円未満:4.0%
- 500万~700万円未満:5.3% 700万~1000万円未満:7.5% 1000万~1500万円未満:7.5%
- 1500万~2000万円未満:6.3% 2000万~3000万円未満:13.3%
- 3000万円以上:19.6%
- 無回答:3.3%
60代の二人以上世帯の、全体の約2割が「貯蓄ゼロ」世帯であることが分かりますね。
「平均」と「中央値」が併記されていますが、平均は極端に大きな数字に引っ張られる傾向があるため、単純に並べて真ん中に来る数値である中央値がより実勢に近いといえます。
中央値をみると金融資産保有世帯では1465万円、金融資産非保有世帯を含めた場合は875万円でした。いずれのケースも、「2000万円」のラインからはだいぶ離れています。現役時代にもう少し資産を増やす工夫を必要とする世帯が多いことがうかがえる結果となりました。
次では、「お金の作り方(資産形成)」と「お金の寿命を延ばし方」のコツをお伝えしましょう。